「メティスは違法ではないのか?」
「海外投資を聞いたけど詐欺じゃないのか?」
「メティスはオフショア地域の中でもいい地域なのか?」
この記事を読んでいる方はこんな悩みを持っていると思います。
確かにメティスをはじめとしたオフショア投資は日本での知名度は低く、初めて聞くと怪しいと感じても無理はありません。
しかし、オフショア投資に違法性はなく、正しい情報を持っていけば将来、資産価値として何千万円もの差が出てきます。
今回はメティスが詐欺と勘違いされる理由とメティスを始めると損をする人について解説していきます。
目次
メティス(Metis)とは

メティスは香港に本社を置くオフショア地域の保険会社になります。まずは会社概要から解説をします。
会社名称 | Metis Global Limited |
住所 | G/F, Bermuda House, Tutakimoa Road, Rarotonga, Cook Islands |
設立 | 2007年 |
ライセンス | マン島金融サービス機構より許可 |
格付け | Standard&Poor’s:AA + |
人気の商品 | intelligence |

日本の国債よりも評価が高いんですね!
主な商品①インテリジェンス(intelligence)
メティスの商品で人気なのがインテリジェンスになります。インテリジェンスは低資金で始められ、日本に比べて高い利回りで運用ができる商品です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
主な商品②Bright
Brightはオフショア投資の一括商品の中でも、口座からの引き落としをできる商品になります。しかし、香港ドルでの対応しかできないデメリットもあります。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
メティス(Metis)の違法性

結論からいうとメティスに違法性はありません。
海外の金融のライセンスを取得しており、信頼性のある会社です。
法律面からみても、個人が海外に向けて投資することに問題はありません。これは金融庁でも許可されています。
しかし、メティスは日本の金融庁の許可を得ていません。
この許可はあくまで、会社が営業やCMを売ってはいけないというためのものであり、個人が海外へ投資をすることは問題ありません。
個人が会社に直接申し込むことに関しては、金融庁も認めています。
以下に、外国証券業者へ登録をする際の条文を引用します。
外国証券業者が、証券取引行為についての勧誘(これに類するものとして総理府令・大蔵省令で定める行為を含む。)をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引法第二条第八項第一号から第三号までに掲げる行為のうち総理府令・大蔵省令で定めるものを行う場合(前号に該当する場合を除く。)
出典:金融庁 外国証券業者に関する法律 第2条
つまり、個人が海外で投資を行うことに関しては問題ないということです。

金融庁も許可をしているのは安心ですね!
結論:個人で申し込む分にはメティス(Metis)は合法
結論として、メティスで投資を始めることに違法性はありません。
メティスはアジアで随一のオフショア金融センターの香港に籍を置く保険会社です。
また、監査法人として、世界四大監査法人の1つであるEY(アーンストアンドヤング)が運営を監査しています。
さらにメティスは、ブルームバーグ(Bloomberg)による信託サービス優秀賞を2019年、2020年と2年連続で受賞しています。
メティスは日本の金融庁にあたる、マン島の金融サービスの許可ももらっており、安心して運用の行える会社です。
しかし、オフショア地域の会社の中ではより優れた商品もあるため、あえておすすめする会社ではありません。
メティス(Metis)が詐欺と勘違いされる主な原因
メティスが詐欺と勘違いされる原因を解説していきます。
- 紹介者に知識がなく強引な勧誘をしている
- ネットワークビジネスの商材に利用している
- アフターフォローをしていない業者が多い
紹介者に知識がなく強引な勧誘をしている
詐欺と勘違いされる原因の一つ目は、紹介者が強引な勧誘をしている場合です。
初めの2年間だけ積立をして、その後は停止しても大丈夫
オフショア地域の投資でメティスしか紹介しない
平均年利が15%以上出る
上記のような誤った情報を伝えている紹介者から契約をしてしまい、後々しらべたら伝えられた情報と違うといった事例が多くあります。
メティスはIFAが一社のみであり、他のオフショア投資会社と比べるとおすすめできる部分が少ないことも事実です。
特にメティスは、契約期間が30年と長く、他のオフショア投資会社と比べ紹介者であるイントロデューサーがもらえる紹介料が多くなっているため、このような強引な契約をしてしまう方がいるのも事実です。
ビジネス上このような紹介料を受け取ることは問題ないのですが、自分の利益最優先に考えてしまう紹介者は一定数存在しています。
契約者のニーズを無視して、契約を取ろうとする紹介者からメティスに投資をすることは避けましょう。
ネットワークビジネスの商材に利用している
オフショア投資はネットワークビジネスの商材として扱われている場合があります。
ネットワークビジネスとして広めている場合、紹介者に十分な知識がない場合が多く、長期間のサポートが望めない場合がほとんどです。
オフショア投資の場合、イントロデューサーという登録をする際に一定の資格を保有していなければいけませんが、ネットワークビジネスでは資格がなくても紹介ができ、知識のないまま紹介をしている方が多くいます。
また、投資会社自体に問題がなくても、ポンジスキームのように勝手にシステムを変更されている可能性もあるので、注意が必要です。
オフショア投資を始めるのであれば、サポート体制が整っており、知識も十分にある紹介者から入ることをおすすめします。

ネットワークビジネスの商材になっている場合は良い会社でも契約は避けましょう!
アフターフォローをしていない業者が多い
オフショア投資はあくまで10年、20年と長期的な投資を前提としている商品です。
しかし、紹介者の中には契約後フォローを全く行わない人や、連絡が取れなくなってしまう事例も多くあります。
紹介者と連絡が取れなくなった場合、資産がなくなることはありませんが、海外金融機関に連絡する手段がわからない状況になる方が多くいます。
このような悪質な紹介者が多くいることも事実なので、実際に契約をする際には、自分の紹介者と途中で連絡が取れなくなってしまった場合の体制についても確認しておくことをお勧めします。
特に、
・紹介者の知識は充分か
・リスクに関して、明確に返答できるか
・オフショアの会社を一社以上扱っているか
を確認しておきましょう。
メティス(Metis)で損をする人の特徴

次に、メティスを契約することで損をする人の特徴を解説していきます。
- お金を途中で引き出したい人
- 投に関してのリスクとリターンを把握していない人
お金を途中で引き出したい人
長い期間積立金が引き下ろせないことに不安を感じている方はメティスの契約を避けましょう。
基本的にメティスの商品に限らず、積立投資は長期間の継続を前提としている為、中途半端に入ってしまうと結果的には損をします。
実際に始める際にも最長30年という長い期間の積立投資になるので、急に資金が必要になった際に積立を止めなければいけないといったリスクもあります。
そのため、始める際は無理せず余裕のある金額から始めましょう。
投資に関してのリスクとリターンを把握していない人
投資に関してリスクとリターンを理解をしていない人も同様に契約を避けることをお勧めします。
- 信用リスク
投資した会社が将来も存続している場合もあれば、破たんする場合もある。 - 価格変動リスク
外国の通貨で取引される外貨建ての金融商品は外国為替レート〔日本の通貨(円)とほかの国の通貨との交換割合〕の変動により、換金・満期の際、円での手取り額が購入(預入)したときの金額を上回る場合も下回る場合がある。
購入した時より円高の場合は円での手取り額が減る。円安の場合は逆になる。 - カントリーリスク
海外で運用する場合に、国ごとの治安などの国の情勢に左右されるリスク。
格付会社の評価を参考にする。
- 投資リスクを取った上での収益の事。
リスクを理解した上で、リスクを軽減しながら投資をすることをお勧めします。

リターンだけでなくリスクも適切に把握しましょう!
メティス(Metis)は他のオフショア投資商品より利率が低め

メティスの商品の運用をするIFAはアテナベストの1社のみしかありません。
アテナベストは過去13年で2~3%程度という低い利回りになっています。この運用利回りですと手数料で消えてしまいます。
通常であれば、運用利益が悪い場合はIFAの変更(スイッチング)をすればいいのですが、メティスは1社のみの契約のため、スイッチングができません。
この点からもオフショア地域の会社に投資をする場合でもメティスはお勧めできません。
メティス(Metis)の総評・まとめ
メティスが詐欺と勘違いされる原因、メティスの契約を避けるべき人について解説をしました。
まとめると、
- 紹介者に知識がなく強引な勧誘をしている
- ネットワークビジネスの商材に利用している
- アフターフォローをしていない業者が多い
であり、
- お金を途中で引き出したい人
- 投に関してのリスクとリターンを把握していない人
になります。
メティスは違法性もない安全な会社です。しかし、オフショア地域の会社の中では運用益はあまり良くなく、投資をするのであれば他のオフショア投資会社をお勧めします。
今現在、検討をしている方はこの記事で確認をしていただき、疑問点を解決した上で始めていただければ幸いです。

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