インベスターズトラスト(ITA)を聞いたが、紹介者が重要だと聞いた
インベスターズトラスト(ITA)の仕組みを知りたい
この記事を読んでいる方はこんな悩みを持っていると思います。
今回はインベスターズトラスト(ITA)の仕組みと紹介者の見極め方に関して解説します。
インベスターズトラスト(ITA)の商品に関してはこちらの記事を参照してください。
目次
インベスターズトラスト(ITA)とは?

インベスターズトラストは、イギリス領の一部のケイマン諸島に拠点をおく、世界的な金融機関になります。
イギリスは、世界の金融を牽引してきた国で、金融業に対する規制も厳しくなっています。
ケイマン諸島はイギリスの一部であり、日本の金融庁の位置付けである「ケイマン諸島金融管理局」がインベスターズトラストを金融機関としての許可を出しています。
さらに世界四大会計事務所の一つであるオランダのKPMGが監査会社として付いており、加えて保険会社専門の格付け会社であるアメリカのA.M.Best社からA-の格付けを受けている、信頼性の高い会社です。
名称 | Investors Trust Assurance SPC |
設立 | 2002年 |
住所 | Suite 4210, 2nd Floor, Canella Court, Camana Bay • PO Box 32203Grand Cayman, KY1-1208 • Cayman Islands |
拠点 | ケイマン諸島(拠点)アメリカ(マイアミ)・ウルグアイ・香港・マレーシア プエルトリコ・ドバイ |
ライセンス | ケイマン諸島金融管理局より許可 |
格付け | AMBest社評価 A- |
その他 | 国際生命保険協会 AILOに加入 |
では、A.M.Bestの評価でA-をもらっているインベスターズトラスとはどのくらいの評価なのかも一緒に解説しておきます。
ちなみに日本の金融については明治安田生命が同じA-という評価を得ています。

日本の会社と比べても安全性の高い会社なんですね!
主な商品①S&P500インデックス
S&P500インデックスは、元本確保を特徴とした商品になります。
一番日本人の性格に合っていて始める方が多いのがS&P500インデックスという商品になります。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
主な商品②Evolution
エボリューションは、株式に限らず、金や債権など様々な世界中の商品に分散投資をすることができる商品になります。
また、アクディブ投資と言われる高めの運用利回りを目指すことのできる運用手法を取り入れている商品です。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
日本に代理店は存在しない?

インベスターズトラストを含め、オフショア投資会社は金融庁の許可を得ていません。
しかし、結論からいうとインベスターズトラストに違法性はありません。海外の金融のライセンスを取得しており、信頼できる会社であり、日本の保険会社と比較しても遜色(そんしょく)ない会社になります。
法律面からみても、個人が海外に向けて投資をすることに問題はありません。これは金融庁でも許可されています。
以下に、外国証券業者へ登録をする際の条文を引用します。
外国証券業者が、証券取引行為についての勧誘(これに類するものとして総理府令・大蔵省令で定める行為を含む。)をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引法第二条第八項第一号から第三号までに掲げる行為のうち総理府令・大蔵省令で定めるものを行う場合(前号に該当する場合を除く。)
金融庁 外国証券業者に関する法律 第2条
金融庁の許可を得ていないため、原則日本に正規の代理店を置くことはできません。
そのため、「インベスターズトラストの正規代理店」を名乗る人は違法行為をしていることになります。
しかし、ネットで検索すると、「IFA」や「イントロデューサー」のような言葉が出てくると思います。
それぞれについて解説をしていきます。
IFAとは?
IFAとは、保険代理店の役割をするものになります。
日本人オフショア投資を始める場合は、必ずIFAから契約をする必要があります。
多くの記事で「IFAがオフショア投資をする際の運用益に関係してくる」と解説していますが、必ずしもそういったわけでなく、運用益に関しては、
- オフショア投資会社の推奨しているポートフォリオ
- IFAの推奨しているポートフォリオ
- イントロデューサー(紹介者)が推奨しているポートフォリオ
の中から、みなさんがどのポートフォリを選択しているかによって変化します。
つまり、IFAとはお客さまのサポートをするのが中心的な業務になります。

IFAが必ず運用益に直結するわけではないんですね!
イントロデューサーとは?
インベスターズトラストとしては日本で「IFA」や「代理店」は存在せず、日本でインベスターズトラストを紹介する人を「イントロデューサー」で統一しています。
イントロデューサー(紹介者)になるためには、税理士やPB協会認定書、FP、投資診断士など一定の資格が条件になっています。
そのため、全くの素人がイントロデューサー(紹介者)になることはできません。
お客様の運用益に関しては、このイントロデューサーが
- オフショア投資会社の推奨しているポートフォリオ
- IFAの推奨しているポートフォリオ
- イントロデューサー(紹介者)が推奨しているポートフォリオ
の中から、どのポートフォリを選択するかによって変わってくるため、紹介者の知識が重要になってきます。
まとめると、
・IFAは保険代理店であり、お客様のサポートをメインにしている
・イントロデューサーは一定の資格を持っていないと従事できない
・運用益に関しては以下の3パターンのどれをイントロデューサーが選択しているかによる
- オフショア投資会社の推奨しているポートフォリオ
- IFAの推奨しているポートフォリオ
- イントロデューサー(紹介者)が推奨しているポートフォリオ
紹介者を見極めるポイント

紹介者を見極めるポイントについて解説していきます。
- イントロデューサーの知識は十分か
- リスクに関して説明しているか?
- 契約後のファローはしてくれるのか?
この3つの点に関して解説していきます。
イントロデューサーの知識は十分か?
一番重要になってくるのが、イントロデューサーの知識があるのかという部分になります。
商品にもよりますが、どんなイントロデューサーから契約をするかによって、オフショア投資の運用益は大きく変わってきます。
また、オフショア投資自体複雑な構造であり、会社ごとに特徴も異なってきます。特に今の日本ではインベスターズトラスト社のみに限らず、複数の会社を扱っているイントロデューサーは少ないです。(複数扱えますといって、実は一社し扱えない。なんてことがザラにあります。)
これでは、せっかくオフショア投資で高い利回りを求めているのに、損をしてしまうといったことにもなりかねません。
そのため、イントロデューサーのオフショアに関しての知識は十分にあるのかという部分に関しては確認しておく必要があります。
以下に、最低限確認しておくべき項目をまとめます。
- 会社に関しての知識は十分にあるか?
- S&P500やエボリューション以外の商品に関しても把握できているか?
- インベスターズトラストのみでなく、そのほかの会社に関しても十分な知識を持っているか?
- しっかりと自分に合った積立期間や金額を設定してくれているか?
- 契約後のフォロー体制は整っているか?
- 投資に関しての知識も有しているか?(ファンドや投資信託の仕組みに関して)
- どこで運用されるのか把握しているか?(どの推奨ポートフォリオなのか?)
- リスクについても説明しているか?
- 出口戦略までしっかり考えてくれているか?

この項目を紹介者に聞けばいいんですね!
リスクに関して説明しているか?
オフショア投資を始める際に、メリットだけでなくリスクに関しても知っておく必要があります。
・160%の元本確保があるから絶対大丈夫。
・できるだけ、多く積立をしておけばもっと増えていく
などの甘い言葉だけをいう紹介者には注意が必要です。
例えば、インベスターズトラストにはS&P500インデックスという商品があり、20年間の積立投資で160%の元本確保がついている魅力的な商品があります。
しかし、「減額をしない」「積立をやめない」という条件付きです。
このようなリスクまでしっかりと説明してくれているのかといったところまで確認しておきましょう。

リスクも説明してくれる紹介者がいいですね!
契約後のフォロー体制は整っているか?
気にしなければいけないのが、契約後のフォロー体制です。
・契約後に紹介者と連絡が取れなくなってしまった
・ファンドを変更したいのに対応してもらえない
といった声も聞かれているのも事実になります。
特に紹介者と連絡が取れなくなると自分ではどうしたらいいかわからない。といった方も多くいらっしゃいます。
「契約後もフォロー体制は整っているのか」、「もし紹介者と連絡が取れなくなった場合にはどうしたらいいのか?」といった部分に関しては確認しておくようにしましょう。
もし、紹介者と連絡が取れないといった場合に関しては、当サイトの運営までお気軽にお問合せください。
まとめ
インベスターズトラストの仕組みと紹介者について解説をしました。
日本に代理店は存在せず、
・IFAは保険代理店であり、お客様のサポートをメインにしている
・イントロデューサーは一定の資格を持っていないと従事できない
・運用益に関しては以下の3パターンのどれをイントロデューサーが選択しているかによる。
- オフショア投資会社の推奨しているポートフォリオ
- IFAの推奨しているポートフォリオ
- イントロデューサー(紹介者)が推奨しているポートフォリオ
といった仕組みになっています。
イントロデューサーの見極め方として、
- イントロデューサーの知識は十分か
- リスクに関して説明しているか?
- 契約後のファローはしてくれるのか?
を確認し、最低限確認することは以下の項目なります。
- 会社に関しての知識は十分にあるか?
- S&P500やエボリューション以外の商品に関しても把握できているか?
- インベスターズトラストのみでなく、そのほかの会社に関しても十分な知識を持っているか?
- しっかりと自分に合った積立期間や金額を設定してくれているか?
- 契約後のフォロー体制は整っているか?
- 投資に関しての知識も有しているか?(ファンドや投資信託の仕組みに関して)
- どこで運用されるのか把握しているか?(どの推奨ポートフォリオなのか?)
- リスクについても説明しているか?
- 出口戦略までしっかり考えてくれているか?
インベスターズトラストは世界的にみても安全性の高い会社であり、資産運用を行う際には適した会社であると言えます。
今現在、検討をしている方はこの記事で確認をしていただき、疑問点を解決した上で始めていただければ幸いです。

当サイト運営側にもお気軽にご相談ください!