「オフショア投資って最近聞くけど、どんな投資なのか分からない。」
「海外の投資って危ないって聞くけど大丈夫なの?」
「周りに聞いても分からないので、客観的な内容を知りたい。」
この記事を訪れたあなたはこのような悩みを抱いていませんか?
人づてやSNS、インターネットを通して知ったけれど、明確で分かりやすく解説している記事がなくて不安ですよね。
オフショア投資とは世界でも認められている1つの投資方法ですので、ご安心ください。
今回の記事ではオフショア投資の詳細と安全性、始め方など、初心者に分かりやすく解説していきます。

解説していきますね!
目次
オフショア投資とは

オフショア投資とは主に租税回避地(タックスヘイブン)へ直接投資をすることをいい、国際分散投資の一つになります。
租税回避地(タックスヘイブン)とは税率が極めて低い、もしくはゼロの地域や国のことです。また、口座に際する秘匿性の高さや、税制への規制が緩いことも、租税回避地の特徴です。
オフショア投資はオフシュア地域への直接投資になるため、国内の外貨建て保険や、グローバル投資信託など、皆さんが聞く機会のあるものはオフシュア投資には該当しません。オフショア投資は海外に赴いて投資口座を開く方法もありますが、日本にいても仲介者を通して海外への口座を開き、直接投資をすることが可能です。
直接投資とは海外での口座開設のことを言います。申し込みの際は、基本的に海外のIFAとやりとりすることになりますが、近年は海外に直接渡航しなくても契約できるようになっています。
それぞれ、聞き慣れない単語が出てきたので、解説をしていきます。

つまり、オフショア投資とは税金が優遇されている地域に投資を行なっていくことで、高い利回りを期待できるということです。
オフショア地域(租税回避地)とは?
オフショア投資を説明する上で出てくるオフショアは租税回避地(タックスヘイブン)とも言われます。この地域は運用されるお金に関してかかる税金がかからない、もしくは税率が極めて少ない地域のことを言います。そのため、運用した利益が手元に残りやすく、高い利益率を出すことができます。また税率の優遇があり、様々なお金持ちがこの地域に集まるため、多くの金融機関が集まり、利益率の高い優秀な金融商品が存在しています。
代表的なオフショア地域 | |
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アジア・太平洋地域 | 香港・シンガポール・ラブアン島 |
ヨーロッパ地域 | マン島・ガーンジー島・ルクセンブルク・モナコ スイス・オランダ |
大西洋付近 | ケイマン諸島・バージン諸島 |

オフショア地域はこれから経済的に発展していく地域になります!
オフショア投資のメリット

ではオフショア地域で投資を行うメリットについて確認をしていきます。
- 高い利回りで運用ができる
- 投資商品の多さ
- 資金の分散投資ができる
①高い利回りで運用ができる
オフショア地域では先ほども書いた通り、利益率の高い商品が多くあります。
そのため、日本で投資を行うよりも高い利回りでの運用を行うことができます。
最近は日本からも海外の商品への投資が行えるようになってきていますが、通常日本で海外への投資を行う場合は様々な手数料などがかかってしまい、直接海外で投資をおこなう場合に比べ、4〜5%の利回りの差が出てきます。
そのため、オフショア地域で投資を行うことで、日本で行う場合に比べ運用益に大きな差が出ます。

同じ商品であれば、利益が残る方がいいですよね!
②投資商品の多さ
日本と比較するとオフショア地域では投資対象の商品もたくさんあります。
金融インフラも非常に高いレベルを維持しており、金融商品が多いことでより良い商品がうまれることになるので、日本国内にはない魅力的な商品も多く存在しています。
また、日本ではそもそも扱える投資商品が世界の投資商品の約6%と少なく、この面からもオフショア地域での投資を行う優位性は高いことがわかります。
③資金の分散投資ができる
オフショア地域へ投資を行うことで、資金の分散を行えることもメリットの一つであると言えます。
例えば私たちは普段「日本の銀行にお金を預けておけば安心」という心理が強く、これは昔から受け継がれてきた教育の一つです。
そのため、多くの方の資産は日本円のみであり、外貨を保有している人は少ないです。しかし、例えば日本円の価値が暴落し急激な物価上昇が起これば紙幣価値は大幅に目減りしてしまいます。
しかし、資産を日本円と米国ドルで保有していた場合、日本円が暴落をしたとしても、それに伴いドルの価値は変化しているため、大きな損害を防ぐことができます。
オフショア地域で運用を行う際は米国ドルで運用することができるため、資金の分散投資を行うことができます。

日本円だけではなく別の通貨を保有しておくと万が一があってもリスクヘッジができます!
オフショア投資のデメリット

次にデメリットに関して確認をしておきましょう。
- 為替の変動により得する可能性もあれば損をする可能性もある
- カントリーリスク
- IFA選びによるリスク
①為替の変動により得する可能性もあれば損をする可能性もある
オフショア投資を行う上で、考えなければいけないデメリットの一つは為替リスクになります。ここでいう為替とは、異なる通貨が売買される際の交換比率のことを言います。
例えば、1ドル=100円などがわかりやすい例です。
オフショア投資は外貨で運用を行うため為替レートが変動することにより、資産価値が変動するリスクがあります。一般的には、円安になっている際は運用資産はプラスの影響となり、円高の際はマイナスの影響を受けることになります。

円の数字が減少したら円高、円の数字が増えたら円安と覚えましょう!
②カントリーリスク
カントリーリスクとは、投資家や金融機関、投資先などに直接関係せず、金融機関がある国の政治的な事情によって損害を受けることにあるリスクのことを言います。
例えば国の内部でのテロや、政権交代による国の政策の変更により、その国に置いてある資産の没収や、保有通貨の価値の減少などが考えられます。
最近では、日本でも金融課税の増税案などが検討されていましたが、これも海外から見た場合のカントリーリスクに含まれます。
③IFA選びによるリスク
オフシュア投資で積立投資・一括投資を行うには必ずIFA(独立系ファイナンシャルエージェント)という代理店を通す必要があります。
このIFAというところが申し込みの手続きや、顧客のサポートを行っています。そのため、このIFA選びが重要になってきます。
IFA自体は多くあり、IFAの選び方を間違えてしまうとわざわざ投資を行っても思うようなリターンを得ることができないといったこともありますので、IFAはしっかりと選ぶ必要があります。
このIFAの説明に関しては、この後詳しく説明を行います。

当サイトでは、デメリットを考慮した上で日本人におすすめの商品を説明していきます!
オフショア投資の違法性・詐欺・安全性

オフショア投資をはじめるにあたって
「オフショア投資は違法なの?」
「詐欺ではないのか?」
「オフショア投資は安全なのか?」
と懸念される方もいるかと思います。
結論からいうとオフショア地域で投資を行うことに関しては詐欺でもありませんし、違法性もありません。
個人が海外の投資商品を買うことで、逮捕をされることはありませんのでご安心ください。
金融庁でも以下のように外国へ投資を行うことは問題ないとされています。そのため、オフショア地域で投資を行うことに関して違法性は全くありません。
外国証券業者が、証券取引行為についての勧誘(これに類するものとして総理府令・大蔵省令で定める行為を含む。)をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引法第二条第八項第一号から第三号までに掲げる行為のうち総理府令・大蔵省令で定めるものを行う場合(前号に該当する場合を除く。)
出典:金融庁 外国証券業者に関する法律 第2条

金融庁が許可を出していれば安心ですね!
オフショア投資の勧誘に注意
オフショア投資とは説明してきたと通り優秀な商品であり、個人で行う分には問題がありません。
ですが、日本人に認知されていないことを良いことにネットワークビジネスの商材として販売している方もいるのが現状です。
そのような勧誘を行っている方のほとんどは知識もなく、長期的なサポートも望めません。
そのため、実際に投資を行おうと考えているのであれば、専門的な知識のあるファイナンシャルプランナーなどに相談を行うことをお勧めします。
オフショア投資の始め方・選び方

それではオフショア投資の始め方に関して確認していきましょう。
海外オフショア投資を行うためには海外のIFA(独立系ファイナンシャルエージェント)を通じて金融商品を購入するため、まずはIFAについて説明をします。
オフショア投資(IFA)の選び方
IFAとは運用商品を開発している金融機関から独立しており、投資家が運用を任せる企業になります。
IFAは海外ファンド(日本でいうと基金や投資信託)に関する実績や専門知識を生かして長期的にサポートを行い、顧客の資産が増えるほど、IFAの報酬も増えるビジネスモデルになっています。
つまり、投資家目線で中立的・公平的な運用を行う専門企業です。日本の場合は開発会社と運用会社が別れていることはほとんどなく、自己責任で運用を行います。
IFAは運用のプロであり、国内から海外に投資する場合と比較し安心ができると言えます。

直接インベスターズトラストなどの会社とは契約できません!
必ずIFAを通して契約を行う必要があります!
- 運営方針は自分に合っているか?
- 世界各国で取引を行なっているか?
- サポート体制が整っているか?
- 多くの商品を扱えているか?
IFAはオフショア投資会社の商品によってことなります。
そのため、知識のない紹介者から契約をしてしまうと大変なことになります。
オフショア投資の実際の始め方
オフショア投資を始めるには、日本にいる紹介者(イントロデューサー)と呼ばれる方に契約をサポートしてもらう必要があります。
実際に契約したい場合は、当サイト運営者も様々なIFAとの提携がありますので、お気軽にご相談ください。
まずは、オフショア地域について調べることをおすすめします。どんな地域で、投資をする上で何がメリットとして挙げられるのかを理解しましょう。
次に一括拠出型の投資を行うのか、積立型の投資を行うのかを決めましょう。これは単純にご自身の資金力によりますので、無理のない範囲で決定をしましょう。
資金のない方は積立型投資がおすすめです。
オフショア投資を知るきっかけはほとんどの方が紹介です。そのため、一社しか知らない方も多く、オフショア地域の中で比べた際にどの会社が自分にとって最善の会社になるのかもまとめておきましょう。
これは、一括投資型であればいくら投資するのか、積立投資型であれば月々いくら投資を行うのかを決めます。特に積立投資に関しては長期間の投資になるため、無理のない範囲での投資を行うことが必須です。ご自身の収入と支出のバランスを考えて投資をするようにしましょう。
日本でオフショア投資を行う場合は、イントロドューサーと呼ばれる紹介者から加入をすることが一般的になっています。しかし、イントロデューサーの中にも知識が乏しかったり、出口戦略を考えていない方もいるので、自分の紹介者がしっかりと知識を持っているのかを確認することをおすすめします。
オフショア投資おすすめ6選

オフショア投資を行う上でおすすめの会社を以下に解説していきます。

しっかりと比較をしていきましょう!
- インベスターズトラスト(ITA)
- RL360°(ロイヤルロンドン)
- メティス(Metis)
- ドミニオン(DOMINION)
- FTLife
- 海外不動産
①インベスターズトラスト(ITA)
会社名前 | Investment Trust Assurance SPC |
会社住所 | Suite 4210, 2nd Floor, Canella Court, Camana Bay • PO Box 32203 Grand Cayman, KY1-1208 • Cayman Islands |
ライセンス | ケイマン諸島金融管理職の許認可 |
格付け | A.M.Best社においてA-の評価 |
人気の高い商品 | Evolution S&P500インデックス |
インベスターズトラスト(以下ITA)とは、ケイマン諸島に拠点を置く金融機関のことを言います。正式名称はInvestment Trust Assurance SPCと言い、アメリカのマイアミに本社を構えています。
ITAの代表的な商品は2つあり、どちらも毎月一定額を積み立てる積立投資になります。代表的な商品名はEvolutionという商品とS&P500インデックスという商品になります。
それぞれについて簡単に説明をしていきます。
- Evolution(エボリューション)
- S&P500インデックス
Evolution(エボリューション)
こちらの商品は簡単にいうと海外の積立投資信託になります。
商品の特徴
- 月100ドルから始められる。
- 米ドルだけでなくユーロやポンドでの積立をすることができる。
- 投資期間は5年から25年まで、5年刻みで投資を行うことができる。
- 手数料は比較的安く行うことができる。
- 世界中の著名ファンドから選択することができる。
- 継続するとボーナスがつく。などがあげられます。
S&P500インデックス
S&P500とは米国の代表的な株価指数のことで、米国で上場している企業の代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化した数値になります。
S&P500インデックスとはこのS&P500の数値に連動する様に運用をしていくものになります。
商品の特徴
- 月200ドルから始められる。
- 投資期間は10年、15年、20年から選択を行う。
- 元本確保がついており最低保証が確保されている。(10年で100% 15年で140% 20年で160%)
- 継続するとボーナスがつく。などがあげられます。
日本人にはとても人気のある商品の1つです。
下にS&P500の代表的な銘柄を入れておきます。
②RL360°(ロイヤルロンドン)
会社名前 | RL360° |
会社住所 | International House, Cooil Road, Douglas,Isle of Man, IM2 2SP, British Isles. |
ライセンス | マン島金融サービス機構より許可 |
格付け | A.M.Best: A + Fitch Rating:AA Moody’s:Aa3 Standard&Poor’s:AA- |
人気の高い商品 | Regular Saving Plan(RSP) Oracle |
RL360°とは、マン島に籍をおく保険会社になります。RL360°は、Royal London360°が前身の会社であり、1861年に設立された、Royal London Groupの傘下として誕生した会社になります。
RL360°の中で日本人にもっとも人気があるSP(Regular Savings Plan)について解説していきます。
商品の特徴
- 最低280ドルから積立可能
- 5〜25年の中で積立年数の設定可能(1年単位)
- 運用期間は契約から99年間・様々な通貨での積立が可能
- 継続するとボーナスがつく。
- 死亡した際は手数料がかからず、死亡保険金として受け取れるなどがあげられます。
③メティス(Metis)
会社名前 | Metis Global Limited |
住所 | G/F, Bermuda House, Tutakimoa Road, Rarotonga, Cook Islands |
ライセンス | マン島金融サービス機構より許可 |
人気の高い商品 | intelligence |
メティスは正式名称Metis Global Limited(メティスグローバルリミテッド)と言い、香港に籍を置く信託会社です。
設立は2013年と若く、アテナベストというIFAが設立した会社です。
商品の特徴
- 毎月300ドルから積立可能
- 5〜30年間で設定可能(1年単位)
- 積立通貨は円、香港ドル、米ドル、ユーロなど。
- 継続するとボーナスがつく。などがあげられます
オフショア地域では特出した特徴はありませんが、オーソドックスな会社になります。
④ドミニオン(Dominion)
会社名前 | Dominion Capital Strategies |
会社住所 | Kingsway House, Havilland Street, St Peter Port, Guernsey, GY1 2QE |
ライセンス | ガーンジー島の金融ライセンスを保有 |
人気の高い商品 | MSS(マイ・セービング・ストラテジー) MIS(マイ・インベスメント・ストラテジー) ※オプションでPIP(プロテクテッド・インベストメント・ポートフォリオ) |
ドミニオンは、正式名称をDominion Capital Strategiesと言い、英王室の属領であるガーンジー島に籍をおいています。
設立は2018年でファンドマネジメント会社は2004年に設立されています。
商品の特徴
- 毎月250ドルから積立可能
- 20年間の積立(5年〜)運用は40年以上可能
- 運用価値の80%を維持する商品など保証商品もある。
- 手数料が安い
- 資産管理銀行が世界最大銀行などがあげられます。
⑤FTLife
会社名前 | FTLife |
会社住所 | Suite 3106-09, 31/F, Tower 6, Gateway, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong |
ライセンス | 中国保険業管理局(CIRC)の許可 |
格付け | Fitch Rating:A- Moody’s:A3 |
人気の高い商品 | Fortune Saver Ⅱ Regent Prime |
FTLifeは香港で最大の保険会社の一つになります。香港ではもっとも信頼されている会社の一つです。
FTLifeは積立商品もありますが、おすすめのものは一括投資商品になります。
商品の特徴
- 30,000ドル〜(2年払い)
- 解約返戻金でも6年で損益分岐が可能
- 堅実な運用が可能
- 128歳まで運用可能
- 年金形式での受け取り可能。
投資額は高額にはなりますが、長期的に見ると非常に堅実でかつ利益の高い商品になります。
⑥海外不動産投資
最後にオフショア地域で不動産投資も魅力的な投資方法となります。
不動産投資における収益には、家賃収入(インカムゲイン)によると不動産価値の上昇による売買差益(キャピタルゲイン)の2つがあります。
日本の不動産の場合にはこの家賃収入をメインにしていますが、オフショア地域では発展途上の国も多いため、売却益も狙える不動産が多く存在しています。今回は簡単におすすめの地域に関してご紹介しておきます。
※海外不動産に関してはIFAは不要です。
急激な人口増加と経済成長をしている国の一つ。ビジネスの中心地で空室率も10%程度と少ない。キャピタルゲインも多く狙える可能性のある地域。
工業化による急成長をしている国。人口増加も持続的に進んでいくので、住宅需要も広がっている。キャピタル・インカムゲイン共に狙える国
現地で不動産管理会社を日本人がやっている方も多く、コミュニケーションがとりやすい。
首都のバンコクがおすすめ。
留学生が世界で2番目に大き国で、安定した収益性が期待できる。開発会社への投資も行うことができ、キャピタルゲインも期待できる国
急激な成長を見せている国の一つ。家賃上昇率が150%を超えるなど日本ではみられない価格上昇の仕方をしている。キャピタルゲインも狙える国の一つ。

もし悩んでしまった場合はドミニオンがおすすめです!
資金がある場合は海外不動産投資が最も利益率が高いです!
オフショア投資 税金について

オフショア投資に関して話をする際に、質問に上がってくるのが税金についてです。
積み立てを行っている際や、運用をしている時には税金はかかりませんが、受け取り時には税金が発生します。
オフショア地域では税金がかからない、もしくは低いという説明を行いましたが、日本に居住をしている場合は税金を収める必要があります。
日本国内の居住者は、海外で得た所得であっても所得税がかかる仕組みになっているからです。海外投資においては、国内の課税と現地国での課税があるので、二重課税を防ぐために、租税条約や外国税控除制度についても把握をしておく必要があります。

税金に関しては見落としがちなところなので一緒に確認しましょう!
外国税控除制度について
配当金に対する課税は、国内での税法・海外での税法及び、各国同士の租税条約によって決められています。
2国間に租税条約が締結されている場合には、原則としてその条約で定める税率により優先して課税されるしくみになっています。
日本の場合は「外国税控除」制度があり、国際的な二重課税を防ぐため外国での源泉徴収がある場合、外国で納付した税額を一定の限度額の中で国内の所得税から住民税から差し引く制度です。
所得税の控除限度額の計算式は
所得税の控除限度額=その年分の所得税額×(その年分の調整国外所得金額/その年分の所得総額)
出典:国税庁No.1240 居住者に係る外国税控除
になります。
また、控除しきれなかった分は翌年以降3年間の繰越が認められています。

簡単にいうと二重課税を防ぐための制度です!
外国で投資を行う場合の課税について
外国で投資を行う場合に関しては、下記の4つの項目の課税に注意が必要です。
- 外国株式
- 売却益
- 外国債券
- オフショア投資
①外国株式について
・配当金について
外国株式は「申告分離課税」もしくは「総合課税」として申告を行います。いずれの場合も外国税額控除の適用が認められます。
②売却益について
・売却益について
株式投資で得た利益に関しては、「申告分離課税」として申告し、国内での税率は、20.315%になっています。
また、海外の投資信託においても同じ扱いとなります。
③外国債券について
・利子について
利子所得については、「総合課税」として申告を行います。
外国所得税が源泉徴収されている場合は、外国税額控除の適用が認められています。
・償還・売却益について
「総合課税」もしくは「申告分離課税」として申告を行います。
④オフショア投資
オフショア投資は生命保険タイプと満期償還型債券タイプの2つがあります。
この商品について、日本での確定申告における厳密なルールはまだ定まっていませんが、他の金融商品と同様「申告分離課税」もしくは「総合課税」にて確定申告をするのが一般的です。
オフショア投資 まとめ
いかがでしたでしょうか?オフショア投資に関して、詳しく解説しました。
これまでの記事をまとめると、
- 高い利回りで運用ができる
- 投資商品の多さ
- 資金の分散投資ができる
- 為替の変動により得する可能性もあれば損をする可能性もある
- カントリーリスク
- IFA選びによるリスク
実際に始めてみたい方は下記のようになります。
- IFAについて確認をする
- 商品の比較を行う
- 現地に行くor 紹介者にサポートをしてもらう
おすすめのオフショア投資商品は
- インベスターズトラスト(ITA)
- RL360°(ロイヤルロンドン)
- メティス(Metis)
- ドミニオン(Dominion)
↑当サイトおすすめ - FTLife
- 海外不動産
↑資金に余裕のある方はこちら
まとめると以上のようになりました。
オフショア投資はまだまだ知らない方が多く、今現在検討されている方はこの記事を通して学んでみてください。
当サイト運営側もご相談に乗れますのでお気軽にご連絡ください。

今回の内容で少しでも疑問や悩みが解決できるきっかけになれば幸いです